臨床工学科

 臨床工学科の業務は、病院の機器保守管理、透析業務を行っています。

 スタッフ数
 臨床工学技士法に基づく国家資格を持つ医療技術者が4名。
 技師長1名、主任臨床工学技士1名、臨床工学技士2名。
                                   (2023年1月現在)

 機器保守管理業務
 ME機器を中央管理しており、全ての機器の保守点検を実施し、病院内で安全かつ効率よく運用できるように管理しています。
 当院で扱っている主なME機器は人工呼吸器、心電図モニター、輸液ポンプ、除細動器となります。
 人工呼吸器は、呼吸器モデル毎に使用前点検を行い精度が十分確保できているかを点検しています。
 精度が十分でないときには、調整・修理を行った機器を提供しています。患者に使用されている間も使用中点検を行い、安全かつ正確に使用されているかを点検しています。
 また、使用されている呼吸器を清潔に保つために、定期的な回路交換を行っており、機器の使用後には、消毒・清掃を行っています。

 病院内で使用している輸液ポンプ等はME機器を中央管理し、各病棟が必要時に迅速に提供できるように、保守点検管理を行っています。また、それらの機器の具合が悪いという時の対処法を、使用者側にアドバイスしています。
 病院内に配置されている除細動器、AED、心電図モニターも同様に保守点検管理を行い、それら機器の使用時の留意点など勉強会の開催なども行っています。

 人工透析部門
 血液透析とは血液浄化法の一つであり、腎不全になり腎臓がほとんど働かなくなった時に行われる治療療法ですが、腎臓の働きの全てを代行することは出来ません。
 本院の維持透析患者は約15名、定床は9床(透析装置は10台)。主な業務は、血液透析(外来、入院)であり、その他各種アフェレーシス(血漿交換、血漿吸着、血液吸着、腹水濾過濃縮など)の様々な血液浄化を行っています。透析施行帯は1日2クール行っています。
 その他、透析装置の保守点検や修理、透析液清浄化管理としてのET・生菌測定、VA管理などを行っています。
                                   (2023年1月現在)