認定看護師を目指す方へ
認定看護師とは?
ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが
日本看護協会より認められた看護師のことを言います。
受験条件と資格取得までの流れ
●受験の条件
①日本国の看護師免許を有すること。
②実務研修が通年5年以上あり、うち3年以上が認定看護分野の実務研修であること。
③認定看護師教育機関で6ヶ月、615時間以上の教育課程を終了していること。
●認定試験のその後の流れ(例)
①毎年5月 認定審査
②審査より2ヶ月後 合格者発表、認定看護師認定証交付・登録
③その後5年ごと 更新申請・審査
(看護実践と自己研鑽の実績について書類審査)
当院のバックアップ体制について
当院では、認定看護師を目指す方の支援を全面的に行っています。
認定看護師における受験から受講、認定取得までの支援を手厚く行っています。
(詳細についてはお問合せ下さい)
当院の認定看護師
救急看護認定看護師 滝澤 敬子
当院は地域の中核病院として24時間、365日「救急外来」を開設し、救急患者の受け入れに対応しております。救急の病気、怪我は時間、場所を問わず発生します。救急で来られる患者様への身体的苦痛や障害が最小限に出来るよう、予測性、即応性を持った看護の実践ができるよう自己研鑽に励むと共に他スタッフへの指導にも努めて参ります。
また、突然の発症は患者様、ご家族の精神面へも大きく影響します。少しでも安心して治療を受けて頂けるよう、精神的支援にも配慮し、必要に応じて他部署との連携を図りながら切れ目のない看護の提供を行っていきます。
院内では新人から中堅看護師の教育に携わり、他分野の認定看護師と協力しながら看護局全体の看護の質向上に貢献して参ります。
緩和ケア認定看護師 乙部 綾子
緩和ケアとは、患者様が辛くないように病気と付き合う方法です。緩和ケア認定看護師は、緩和ケアを受ける患者様とご家族の支援に関する専門的な知識と技術を有し、現場の看護師の指導や相談を受ける役割を担っています。
体の不調や気持ちの辛さ、生活に関する悩み、さまざまな苦痛や不安を緩和し、安全に治療や日常生活が送れるよう支援しています。
診断期から終末期まで、患者様とご家族が、生きがいや価値観を大切に過ごせるよう、症状マネジメントや意思決定支援、家族ケアについてともに考え、寄り添う支援を心がけています。緩和ケアは特別なことではなく、看護の基本に通じます。
私達は患者様やご家族の話を伺い、意向や希望をサポートすることを大切にしています。入院および外来通院中の患者様とご家族の皆様に質の高いケアを提供できるように活動していきます。
また、多職種と連携を取りながら、よりよい方法が提供できるように努めています。患者様やそのご家族が病気と向き合い、その人らしい生活を続けていけるようサポートしていきますので、ご質問・ご相談がありましたら、お気軽にお尋ねください。よろしくお願い致します。
感染管理認定看護師 工藤 一美
感染管理は、患者さんやご家族、来訪者、病院で働く人含め、病院を利用する全ての人を感染から守ることを目的とした継続的な活動です。感染の危険が少ない安全・快適な療養環境提供に向けて、多職種と協働し日々活動しています。安全な医療・看護提供のため、手指衛生や個人防護具の適切な取扱い含む基本行動が実践できる様、ラウンドや研修等も積極的に行っています。
最近は、近隣の高齢者介護施設等へも目を向け地域全体の感染対策推進にも力を入れており、病院から地域まで切れ目のない感染対策を目指した活動も始めています。
感染対策についてお困りの事わからないことなどありましたら、お気軽にお声がけ下さい。みなさんの疑問の解決のお手伝いをさせて頂きます。一緒に感染対策に取り組んでいきましょう。どうぞよろしくお願いします。
皮膚・排泄ケア認定看護師 市ノ渡 美香
皮膚・排泄ケア認定看護師は、床ずれなどのキズ、ストーマ(人工肛門など)・失禁(便や尿の漏れ)に対するケアを専門的に行う看護師です。
床ずれやストーマなどの皮膚トラブルの予防のため、日常生活のアドバイスを行います。また、トラブルが起きた場合でも、快適な生活が送れるよう、医師や管理栄養士などの多職種と連携してケアを行います。
高齢の方は、床ずれなどの皮膚トラブルが容易にできやすく治りにくいため、患者様だけでなくご家族の負担も多大なものになります。予防的なケアがとても重要です。床ずれができないよう、できた床ずれは1日も早く治るよう、ご本人・ご家族やケアに関わっている方々と一緒に、より良い方法を考えます。
入院患者様だけでなく外来通院されている方、在宅ケアを受けている方、またケアに関わっている方々の相談にも応じます。是非、お気軽にご相談ください。